霧深き金で栄えた町~金瓜石~①
皆さんは「九份」という街をご存知ですか?
あの『千と千尋の神隠し』の世界観が味わえると言われている、山村の細い路地に赤提灯が並ぶ台湾の超有名観光地です。
(夕暮れ時には日本人観光客でごった返しています)
この街は遠くに海を臨み標高が高いことから気候が目まぐるしく変わり、様々な表情を見せてくれる街です。
台湾に興味が無い方でも、旅行番組などで一度は目にした事があるのではないでしょうか?
この街もノスタルジックな街並みを台湾料理を食べ歩きしながら楽しめる何度訪れても人を飽きさせない街なのですが、今日紹介したい街は九份よりもさらに山道を進んだところにぽつんと佇む「金瓜石」という街です。
日本人観光客のほとんどが九份で台北に折り返す中、日本と台湾の関係が見直されている今こそ訪れて頂きたい街です。
今回は台湾の地で確かに生活を営んでいた日本人の息吹が感じられるディープな街をご紹介します。
はじめまして! 初次見面~
みなさんはじめまして!台湾に惚れた男、ききと申します。
突然ですが、みなさんは「台湾」に行ったことはありますか?
南国、タピオカ、台湾ラーメン、ビビアン・スー…はたまたテレサテン…
人それぞれ「台湾」に対するイメージは異なりますが、地理的に近いこともあって少なからず親近感を抱いているのではないでしょうか。
実際に2018年には196万人もの日本人が台湾に渡り、日本人にとっておなじみの観光地になりつつあります。
かく言う僕も、貧乏大学生時代に「最安で海外に行きたい!」との思いと治安が良く親日的であるとの漠然としたイメージから、パスポートの初スタンプを台湾に捧げたのでした。その時に受けた「熱烈歓迎」と人情味が忘れることができず、1年間の台湾留学を含めて台湾に渡った回数はかれこれ8回を数えています。
詳しいエピソードはいずれ話したいと思いますが、このブログでは主に「もっと台湾を深く知りたい!」と思う方たちに、ちょっぴりおじさん目線でディープな台湾をお届けしたいと思っています。
どこか懐かしく人を誘う台湾。
もっとその深い魅力に触れてみませんか?